今年の門は「首里城」。班長の山本君(2年)によると、一昨年の焼失のニュースの記憶が生々しく、再現したい思いが募って決まったようだ。昨年はタタールスタンのクルシャリフモスクと決まって、途中の部分まで作ったが、公開もなく、門の制作も中止。今年の1年生は勿論、2年生も経験がほとんどない中、これまでの設計資料や先輩からの直接の教えで制作を進めた。特に苦労したのは正面の唐破風の反りと屋根の表現。瓦の色は壁と違って、色を調合した。屋根の上の龍頭棟飾も苦心の作。
今年も門班の思いがいっぱい詰まったものになった。
その制作から解体までを写真で紹介しよう。
なお門解体後、門の通路を飾ったステンドガラス風装飾は図書館玄関に飾られた。
- 7/19 1学期終業式。骨組み並べる。
- 7/21 土台を組む。
- 7/26 骨格が立ち上げられた。
- たくさんの籠みたいなものが作られる。
- 8/2 1階の天井兼2階部分の足場
- 8/25 お盆を過ぎて、内部構造が出来上がる。支えはバッチリだ。
- 8/30 半分に切った紙コップをボンドとホチキスで貼り接ぐ。
- 8/30 何であるかが、見えてきた。
- 9/1 紙コップは瓦になる。16000個を使った。
- 瓦が足りず、まだ色を塗って乾かす。この色は苦労した。
- 9/3 開催前日。急ピッチで仕上げが進む。
- 9/4 開催を迎えた。
- どんな門でも校章はつける
- 龍頭棟飾
- 細かいところにも気を配ってます。
- これは昨年の門で使う予定だった部分。中央通路天井に。「思い」を繋げようとする気持ちに思わず落涙····
- 9/11 1週間後の授業公開後、解体が始まった。
- 9/13 門班員は公欠で解体にいそしむ。
- 来年の再利用にむけて、まっすぐに