2025年 聖ヨハネ教会

今年の門のモチーフは、愛知県の明治村にある「聖ヨハネ教会」。もともとは1907年に日本聖公会が京都河原町に建てた教会で、傷みが激しくなっていたが、1963年に解体し、翌年明治村に移築したもの。

昨年が和風だたので、今年は洋風にしたいという声が多かったそうだ。以下今年の製作過程を紹介したい。

くすのき祭が終わって、門班班長 高橋聡太朗君(2年生)に話を聞いた。

ー 終わって今の気持ちは

やりきった感じ。とにかく出来上がってうれしい。

ー 今年のこだわり、ポイントは?

前面の2つの大きな塔。可能な限り高くしたいと思っていた。ただくすのきの枝とぶつかる部分がでてきたので、枝にぶつかる部分はずらせるよう、一部設計を変更した。

レンガの部分の作り方についてはいろいろ方法はあったが、以前行われていた、発泡スチロールのボードをはんだごてで溝の部分を溶かすというやり方。

くすのきの枝を無理に束ねたり、ましや切ることはしないで、枝をよけたり、屋根の見えないところは板をはらないで枝をそのままにした。結果、くすのきの中に門が入る形となり、「くすのきと共生」した門になった。夏休み中もくすのきの下での作業は暑さをしのげて、くすのきの威力をまざまざと感じた。

内部通路の壁面に最近の歴代門のミニチュアを貼った。これは3年生。例年3年生が、ステンドグラスなどの内部装飾を作ってくれる。昨年は門の前の稲荷像。

ー 気を付けたこと

安全面については先生からもきつく言われていて、ヘルメット着用など、うるさく言った。事故が起きるとできなくなってしまうので。

ー 実施後

先輩からほめてもらえた。聖公会教会の関係者が来てくれたのもうれしかった。