奥泉光さん(高27回)作家

奥泉光さん  本名は奥泉康弘さん。1956年2月6日山形県東田川郡三川町に生まれる。埼玉県立川越高等学校(髙27回)、国際基督教大学教養学部人文学科卒。同大学院修士課程終了、博士課程中退。1986年「地の鳥天の魚群」を「すばる」に発表して作家デビュー。1990年「滝」で第3回三島由紀夫賞。また第103回芥川賞候補となる。1993年「ノヴァーリスの引用」で野間文芸新人賞・瞠目反文学賞を受賞。1994年「石の来歴」で芥川賞受賞。2009年「神器」で野間文芸賞受賞。

 作品はミステリーが多い。デビュー時から文語体の書き手として定評があり1996年の『「我輩は猫である」殺人事件』では、主人公の猫が実は生きていたとの設定のもとで漱石の文体模倣をおこなった。1999年近畿大学助教授に就任、現在教授。バンドを組み音楽活動や路上パフォーマンスも行っている。(Wikipediaより抜粋)