明治35(1902)年、亀乃助は仙台で開かれた物理化学講習に参加し、仙台各地を観光した。以下、その時の写真である。 「芭蕉の辻」は城下町仙台の起点となった場所。正面の建物は江戸時代以来の白壁の重厚な造りで、辻には「宮城縣里程元標」の柱が立つ。ここが宮城県各地への距離の原点となる場所であることがわかる。また2本の電柱も目に付く。右のたくさんの横木がついた電柱は電信用。またこの前年の明治34年に仙台で電話業務が始まったので、左は電話線用の可能性もある。このような新旧の建造物が1枚の写真に入るということは、亀之助の興味を引いたと思われる。「芭蕉」の名の由来は定かではないが、松尾芭蕉とは関係ないようだ。





















