6月1日(日)午前10時より、本年度総会を川越駅西口近くのラ・ボア・ラクテで開催。総会に続く記念講演まで96人の会員が参加した。
総会冒頭会長より、男女共学化問題に関する昨年8月の埼玉県教育委員会措置報告に触れ、本会が提出した意見書の趣旨に基づき引き続き注意深く推移を見守ることと、世代間交流の活性化を図るため若い会員の地区初雁会加入促進に向けた具体的取組を今年度より実施したい旨の2点について挨拶があった。
議事では先ず会の事業、会計に関する事項を承認。次に、宮城、山形、福島3県在住者を中心とする「南東北初雁会」と、現「毛呂山初雁会」・現「越生初雁会」による「新初雁会」が、ともに本年6月に設立することを会則に拠り承認。また、近畿初雁会が昨年閉会したとの報告あり。議事の最後で、母校校長よりあった同窓会への物理部生徒3名のブラジル世界大会出場に係る支援の依頼に対し、会員への周知方法に制約がある中での寄付支援活動を承認、総会当日より開始した。(各地区初雁会総会参加者への紙面依頼を中心に7月11日(金)までの限られた期間で実施し終了済み。)
総会終了後、吉田裕氏(高25、一橋大学名誉教授、東京大空襲・戦災資料センター館長)による「戦死・戦病死から見る近代日本の戦争と軍隊」と題する記念講演を実施。本年が戦後80年という節目の年であることから企画し、吉田氏に依頼したもので、氏の詳細な資料を用いた講演に対し、参加した会員からは時機を得た内容で充実した時間を過ごすことができたとの感想が寄せられた。
午後の懇親会には72人が参加。終始、会場のあちこちで世代を超えた交流が行われる内に予定された時間が過ぎ、来年の再会を期して閉会した。
- 総会であいさつする根岸会長
- 講演に聞き入る
- 講演の講師 吉田裕氏