「おーい、楠の木よ」川越高校三期生文集(PDF)

「おーい、楠の木よ」(平成6年刊行 高校三期生)

-戦中戦後、ひとつ校舎に六年間-

川高三期生は昭和20年3月入学試験、とはいえ時局柄学科試験はなく、内申書・口頭試問・体力検査で選考とのこと。受験生は約340名、入学は202名の1.7倍の競争率だったという。その年8月15日には敗戦の詔勅。民主主義教育への大変換等々、戦時中から戦後まで同じ校舎で仲間と過ごし、旧制中学、併設中学、新制高校へと変わる学制改革を体験し、貴重な証言記録となっている。生徒会の創立。応援歌選出。川越高校新聞創刊。バンカラが流行し弊衣破帽で闊歩。徳さんの猛烈な俳句教育。戦後最初の修学旅行では来日中のマリリンモンロー夫妻と京都駅前ですれ違った、などという逸話まで。今の時代からは想像できない学園生活に触れ、ついつい時が経つのも忘れて読み入ってしまう。

 

①「おーい楠の木よ」 第一部(PDF)

②「おーい楠の木よ」 第二部(PDF) 

③「おーい楠の木よ」 第三部~第六部(PDF)