OBが相次いで文芸誌、新聞に登場

 文藝春秋三月特別号の「小さな大物-285」   Guess Who I am   というコーナーで高二十六回卒の奥泉康弘氏(ペンネーム奥泉光)が掲載されています。コーナー2ページ目には、「埼玉県立川越高校では吹奏楽部に所属し、中学生のときから始めたフルートを演奏していた(前列右から二列目が本人)、初めて手にした楽器はウクレレ、その後、ギターやピアノも弾いた。というキャプションがついた川高吹奏楽部の演奏会の写真が掲載されている。

 1994年太平洋戦争の帰還兵の戦後を描いた「石の来歴」で第百十回芥川賞を受賞した。2009年には「神器-軍艦『橿原」殺人事件」で野間文芸賞を受賞。2010年にはシューマン生誕二百周年に合わせて発表した「シューマンの指」が話題を呼んでいる。プロのジャズ奏者また大学教授としても活躍中。

 先日の朝日新聞にほぼ全紙大の広告が掲載された。高20回卒の辛坊正記氏と高27回卒の辛坊治郎氏の兄弟による著作「日本経済の真実」。大分売れているという。兄弟は大阪で生まれ、入間市に引っ越してくる。正記氏は川越高校卒業後、一橋大学に進学住友銀行に就職、コロンビア大学大学院で修士課程を卒業している。現在は日本総研情報サービス代表取締役専務。一方弟の治郎氏は,早稲田大学に進学し読売テレビに就職、TVキャスターとして活躍、現在は読売テレビ解説委員長。一時期、川高の水泳部が元祖ウォーターボーイズとして日テレのズームインでよく取り上げられたが、辛坊治郎氏の力が大きいという。